第7期授業紹介
高岡熱中寺子屋の授業の様子をご紹介。事務局で要約した内容を載せています。
このページでは、2017年9月開始の第7期の様子を紹介していきます。
第1回授業 2019/9/7


第7期を迎えた高岡熱中寺子屋、その第1回1時間目の授業は、「パーソナルプロジェクトを始めよう」というテーマで、角川アスキー総合研究所取締役主席研究員の遠藤愉先生にお越しいただきました。前回お越しいただいた時はAIの歴史やこれからどういう変化を社会にもたらすのかといったお話をして頂きましたが、今回は趣味とも仕事とも違う、パーソナルプロジェクトについてお話されました。シマシマアートを施したボールペンの開発、販売について例を挙げて頂きましたが、有志で商品開発し、クラウドファンディングで資金調達し、それと同時に予約販売をするという世の中に出したい商品を会社や組織ではなく、個人でもできるということがとても新鮮でした。ウェブ上でできるクラウドファンディングのサイトや予約販売のシステムを使えばこのように出来ることの幅が大きく広がっていくことができるとワクワクするお話でした。
2時間目は、遠藤先生が作ったシマシマアートの作品をみんなも作ってみようということで「シマシマ錯覚を使って作品を作ってみよう」と題してワークショップを行いました。
シマシマが印刷された用紙とクリアファイルを使って、自由な想像で皆様に作って頂きましたが、頭を悩ませながらもとても楽しくてユニークな作品がいくつも出来上がりました。座学で何かを吸収する学びも大切ですが、手を動かして、頭を使う授業では座学にはない集中力と出来上がった喜び、一緒に学ぶ仲間の作品を共有する楽しさがありました。
第2回授業 2019/4/20
第2回授業 2019/4/20
第2回授業 2019/9/21


高岡熱中寺子屋第7期第2回授業は、万葉集づくしということで1限目は「万葉びとの恋」と題し、高岡万葉歴史館学芸課長の新谷先生に一番得意な万葉時代のコイバナ(恋の話し)をして頂きました。今のようにたくさん娯楽に溢れた時代ではない分、恋に対する思いの深さは計り知れないものがありました。しかし、どの時代も人は恋しその想いを文章や歌に表現していたことを知ると遠い時代の話ですが親近感が湧いてくるものです。
2限目の山田玲子先生の授業は「万葉びとの食卓」と題し、一年かけて山田玲子先生が新谷先生と協議を重ねて作り上げた今風の万葉食レシピを発表して頂きました。万葉集の中で登場する食材をヒントに今の我々が食べても美味しいと思えるレシピにするには発酵部も協力し、何度も試作を重ねて出来上がりました。
万葉集はその時代に生きた人々の暮らしや考え方表現を知る百科事典のように興味深い読物だと改めて実感した感動的な授業でした。
第3回授業 2019/10/5


7期第3回目のこの日は1限目に最高齢プログラマーとして知られる若宮正子先生による「私は創造的でありたい」と題し、お話しいただきました。
若宮先生は定年間近にパソコンを購入し、そこからネットを活用して様々な方々を交流し、良き友と情報を得ていきます。その経験からシニアがITリテラシーを持つことがいかに大切かを実感し、現在ITバンジェリストとしても活動されています。その後エクセルを使ったアートをパソコンに対して苦手意識を持つシニア女性向けに開発し、その後シニア向けのアプリの開発にも取り組んでいきます。
若宮先生のお話の中に、シニアこそITを使いこなすべきということがとても印象に残りました。日常の動作や移動が難しくなるとどうしても外出したり、人と交わる機会が減ってしまいますが、ITを使いこなせば身近で出会うことができない世界の人と交流することができますし、情報も得ることができます。そして若宮先生のように自分ではできないけれど、作りたいという思いやアイディアと交流した人の協力によって実現できるということも大きな利点です。まさに、これから人生100年時代を生きる私たちの良いお手本になる方だと感じました。
2限目は全国に10軒ほどしかない種麹を扱うお店石黒種麹店の社長でいらっしゃる石黒八郎先生にお話いただきました。
石黒種麹店は江戸文政年間より家業としており、昔ながらの手作業による『こうじ蓋製法』を守り続け、その技を一子相伝として代々受け継いでいます。麹は味噌などの発酵食品には欠かせない存在でありますが、麹の種を全国で作っているところが10軒足らずということに大変驚きました。
授業の中では麹とは何か、機械で作った麹と手作りの麹の持つパワーの違いや味についてお話しして頂き、石黒種麹店で作られている甘酒の試飲を皆でしました。
柔らかい甘さで体に染みていくような味でとても美味しく、用意していた販売用のものもあっという間に売り切れました。
第4回授業 2019/5/18


1限目は富士通株式会社、高知大学地域連携センター客員准教授でいらっしゃる川村晶子先生の授業となります。テーマは「AI時代、私らしい働き方を考える」でした。
2限目は株式会社内田洋行代表取締役大久保昇先生による授業。テーマは「変革時代を迎えた日本の社会や企業と学校教育ー理科の実験観察を通じて知る、見方と資質の育成とはー」です。
第5回授業 2019/6/1


1限目はジャーナリストライターである鹿熊勤先生による「里山の資源と日本の伝統的な暮らし」と題した授業です。
2限目はオダケホーム株式会社会長でいらっしゃる小竹茂樹先生による「企業の記憶」とテーマで授業をして頂きました。
第6回授業 2019/6/15


1限目のインディーゲームデベロッパーの椎根先生夫妻の授業の「ゲーム作家になろう」は人の心にあったかいゲーム作りを目指しての取り組みを。
2限目は四津谷先生の講義と座禅体験。「心のバリアフリー」の講義も1限目と共通するのは緩やかな人の心に焦点を当てている事。
第7回授業 2019/7/6


1限目は放送の金森正晃先生「地域を磨く革新的地域映画」。高岡という地で400年余りを経て今に受け継がれる伝統産業の本体は技術では無くチャレンジする才能で有る。時代を担う人々に、住んでいる地域を自信を持って言葉で誇れるようになってほしい。映画づくりを通して先生の熱い想いがひしひしと伝わる授業でした。
2限目は英語の神林サリー先生「高岡編 ゴールデンルール応用で英語おもてなし」。
心を開いてコミュニケーションを取ることには、言葉を覚えるよりも大切なのは相手を褒める、笑顔で相手の目を見て訴える、意見をはっきり言う、デイスポンスは速攻で、YES ・NOはキッパリと、シンプルでストレートに!ポジティブに!等、英会話の基本的なルールから会話の実践に。
皆んな大笑いしながら会話を楽しんだ。